話したいことはあります。でも、文を言い始める前に、時制や冠詞を確認してしまいます。自信のない表現を削っていくうちに、もともと伝えたかったことより、ずっと短い答えだけが残ります。
もっと単語を覚えれば、大丈夫になるのでしょうか。必要な表現を身に付けることは役立ちます。それと同時に、見つめてみたいことがあります。今、どんな反応が気になって、話すのを控えているのでしょうか?
間違った文を言うのが恥ずかしいのか。相手を待たせるのが申し訳ないのか。何度も説明を聞き逃すことが不安なのか。困っていることを具体的に言葉にできると、必要な助けも頼みやすくなります。
安心できることは、褒められるだけの状態ではありません
安心して受けられるレッスンだからといって、間違った表現をすべてそのままにする必要はありません。正確に話したいという目標も、大切です。
ただ、今いちばん必要なのが話の流れなのか、特定の表現の正確さなのかによって、直してもらう方法は変えられます。会話の途中で何度も止まって集中が途切れるなら、話した後に大事な表現を一緒に振り返る方法をお願いしてみてもよいでしょう。
反対に、面接の答えで特に重要な文や、誤解されやすい発音を練習するときは、その場で確かめるほうがよい場合もあります。どちらかが、いつも正解というわけではありません。
直してもらうかどうかより、いつ、何を直すと役立つかを一緒に決めることが大切です。
先生に、こんなふうにお願いしてみましょう
漠然と「英語が苦手です」と言うより、レッスンで必要なサポートを伝えてみましょう。以下は、お願いの仕方を練習するための例です。
“Please give me a little time to finish.”
最後まで話す時間を、少しください。
“Could we review the main corrections after I speak?”
話し終わった後に、主な修正点を一緒に確認できますか?
こうお願いすることは、扱いにくい生徒になることではありません。どんな学び方なら参加しやすいのかを、先生に伝えることです。
レッスンの後にも、「今日は途中で止まらずに話せてよかったです」といった、役立った進め方を伝えてみてください。やりにくかった点だけでなく、自分に合っていた点を伝えることも、次のレッスンに役立ちます。
少したどたどしい言葉も、受け止めてくれる相手
Plazma English(プラズマ イングリッシュ)でいう「英語の親」は、こうした会話の相手をイメージした比喩です。大人を子どものように教えるという意味ではありません。たどたどしい言葉の中から、まず伝えたい意味を聞き取り、必要な表現を一緒に探し、生徒が最後まで話す時間を残してくれる。そんな姿勢を表しています。
自分をよく知る先生と繰り返し会うほうが安心できる人もいれば、いろいろな相手と話すほうが緊張しにくい人もいます。すべての生徒に、同じ関係が必要なわけではありません。
自分がもう少し試してみたくなる相手かどうかを見てみてください。新しい表現を使ってみたくなるか、わからないと言えるか、会話の後に次に話したいことが残るか。そんな点も、判断の手がかりになります。
レッスンが終わったら、間違いだけを探さないでください
今日間違えた文をすべて直そうとすると、レッスンがまた別の評価の場のように感じられるかもしれません。次の3つを短く記録してみましょう。
- 今日、最後まで話してみたこと
- 次にもう一度使いたい表現を1つ
- 次のレッスンでお願いしたいサポートを1つ
この記録は点数ではありません。自分がどんな条件だと参加しやすいのかを知るための材料です。変化が見えにくいときは、先生と一緒に振り返ることもできます。
合わない進め方は、相談して調整してもよいのです
十分にお願いしても毎回なかなか話す機会がなかったり、わからないことを聞きづらかったりするなら、その経験を軽く扱わないでください。レッスンの進め方や学習目標を、もう一度相談してみることができます。必要なら、別の先生との組み合わせを検討してもよいでしょう。
1回緊張したからといって、合わないレッスンとは限りません。一方、長く我慢すれば、必ず合うようになるわけでもありません。
もっと試せるようになっているか、必要なフィードバックを理解できるか、次のレッスンの準備につながるか。その基準で、レッスンを見てみてください。英語を学ぶ間、必要な助けを伝える権利も、生徒にはあります。
