学習法
週2回で足りますか
どのくらいの頻度で話せば伸びるのか、という話です。合計時間よりも間隔が大切な理由と、今の状況で守れるリズムの見つけ方をまとめました。

レッスンを始める前に、いちばん多くいただく質問です。「週2回で足りますか。それとも毎日やるべきですか」
先に結論をお伝えすると、週2回で十分です。ただし、その2回を続けられる場合に限ります。
合計時間よりも、間隔が大切です
同じ8時間を使うとしましょう。月に一日だけまとめて8時間やる場合と、毎週2回1時間ずつを一か月続ける場合。あとのほうがはるかに多く残ります。
記憶は、忘れる直前に引き出すときにいちばん強くなります。習った直後に繰り返しても、すでに覚えているので得られるものが少なく、完全に忘れてから見直すのでは、最初から学び直すのと変わりません。数日おきにめぐってくるリズムが、ちょうどこの間を埋めてくれます。
話すことには、ここにもう一つ加わります。感覚が冷めるのです。 2週間ぶりに英語で話すと、最初の10分は口が固まっています。その10分を毎回使い直すのと、数日ぶりに会ってすぐ会話に入るのとでは、同じ時間を使っても残るものが違います。
だから、週2回です
週2回をおすすめする理由は二つです。
一つ、感覚が冷める前に戻ってきます。 3~4日の間隔なら、前回のレッスンでつまずいた表現がまだ生きています。今日、それをもう一度使えます。
二つ、続けられます。 毎日やるという計画は、たいてい2週間ももちません。残業が入り、予定が重なれば一日抜け、一度抜けると崩れます。週2回なら、スケジュールが揺れても立て直せます。
頻度を増やすことよりも、途切れないこと のほうがはるかに大切です。3か月休まなかった週2回は、2週間でやめてしまった毎日を圧倒的に上回ります。
レッスン以外の時間も計算に入れてください
週2回のレッスンは骨組みにすぎません。その間の数日を完全に空けてしまうと、レッスンは毎回ウォーミングアップで終わってしまいます。
大げさなことをする必要はありません。
- 今日あった出来事を英語三文で声に出してみる
- 前回のレッスンで講師が直してくれた表現を一つ選んで、もう一度使ってみる
- 通勤の道で、今日話すことを頭の中で英語にしてみる
大切なのは 目で読むことではなく、口でつくること です。一日3分で足ります。これが加わるだけで、レッスンの密度が変わります。
今の状況で守れるリズムを選んでください
始めるときは、たいてい意欲が高くて無理な計画を立ててしまいます。ですが、学習でいちばん大きな損失はゆっくり進むことではなく、止まること です。
週1回から始めてもかまいません。四か月休まずに続けられたなら、すでに大半の人より前にいます。慣れて余裕が出てきたら、そのときに増やせば十分です。
英語は、一気に詰め込むやり方が通用しない領域です。長く残るほうを選んでください。